2010年1月18日月曜日

gnuplotで各軸の感覚を調節する

グラフが正しい比率でかかれないと
物体の運動の軌跡が解析しにくいことがある。

これにはグラフで表示するxとyの範囲を適度に調節すればよい。
x軸の範囲を0以上0.6以下にしたいときは、
以下のコマンドをプロット前に実行しておく。
set xrange [ 0 : 0.6 ]
y軸についても同様に行えばよい。

gnuplotで各軸に名前をつける


gnuplotは標準では各軸にX軸、Y軸などの名前が表示されない。
gnuplotでデータをプロットする前に、次のコマンドを実行しておく。

set xlabel "x" 0.0,1.0

これでx軸の下に”x”と表示されるようになる。

ドリフト運動のグラフを1:1に直してみると…


磁場の加速度のx方向の成分が電場の加速度の方向と強めあうときは、グラフの接線方向の加速度が大きくなるので回転半径が大きくなる。また弱め合う場合は、グラフの接線方向の加速度が小さくなるので回転半径が小さくなる。この変化を繰り替えしていくと荷電粒子が全体としてy軸負の方向に移動しているようにみえる。

各時刻でグラフに内接する円の中心の座標がどのように移動していくかプロットすることで、何か分かるだろうか…?